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人材会社の上手な利用法



一般に人材会社は、顧客企業の依頼を受けて条件にあった人材の紹介をするところと企業の皆さんは考えている。しかし、大手の人材会社は、顧客データベースが大変大きいこと(弊社の例では深セン、上海、広州三拠点で約6500社)と、登録人材のデータ量の多さ(弊社で中国人外国人あわせて2万人)、または培った経験から、多くの有用な情報をもっており、顧客サイドからみてそれを利用しない手はないといえる。ブルーネット人材を例に取ると、人材紹介業務から派生して各種コンサルティング、各種派遣業務、あるいはアウトソーシング請負などをサービスとして提供している。

1、コンサルティング
人材会社の持つ人材情報や企業の雇用情報を活用するために多方面の相談が増加している。図にあるようにもっとも多いのは賃金問題の相談で、約半数を占める。
賃金では職業別、職位別、語学能力別、オフィス系と工場系別または最近の賃上げ状況などできるだけ実際的な答えを認められる。
次に多いのは、労働紛争にかかわる案件。新労働契約法の発布に伴い、相談が増えている。大抵は企業が法律を守っていないことで従業員から攻められるもので、残業時間、労働時間、労働契約未締結などの問題である。それに対しては法律どおりの紋切り型の答えよりも、何とか現実的な解決方法を示すよう努めている。
ブルーネットグループ内に、IT事業、立上支援事業、通関財務コンサルディングなどの専門の会社があり、お客様には相互に連携しながらコンサルの対応を行い、無論弁護士とも提携している。その為よほどのことがない限り答えに窮することはない。

2、各種派遣、アウトンーシングの活用
人材業が単なる紹介から、大量の人材登録者を活用した短期長期の派遣や業務アウトンーシングに広がるのは自然の働きといえる。ただし大きな問題は、人材会社に派遣の認可が必要であることである。一般に中国系の派遣専業業者が独占しているわけだが、最近わが社も認可を得て参入できるようになった。
人材紹介と人材派遣を有機的に組み合わせることで、企業にとって有効な雇用方法が考えられる。人材会社にとって2年契約という大きなリスクはあるが、気泡を大きくすることで、リスクを軽滅しサービスの向上に努めたいと思っている。
緊急対応や業務委託による臨時的措置を行いながら、優秀な人材については恒久的な正式社員へ起用する。日本で一般的に行われていることは中国でも重要な手法になるであろう。

3、人材紹介の上手な利用
人材のコア業務である一般の募集な委託はより良い人材を早く紹介することが重要であるが、人材紹介の利用先進国である欧米では、ヘッドハンティングを含め高級人材をじっくり時問かけて計画的に人材会社に依頼する。人材会社は、ユーザーの計画を早めに聞きこみ、時間をかけた最良のマッチングを心がける。大量の人材登録数と広域的な人材掘り出しができることが人材会社に求められることになる。上海の欧米専門の人材会社は20万人の人材登録数を持って、欧米企業の人事部門と年間計画を一緒に作り人材の採用を手伝っている。恵州のある日系企業も管理職人材の年間計画を建て、外部調達と内部起用に分け、華北から給与の比較的低い優秀な人材探しを行って成功している。このように人材採用の面でも、人材会社と長期的な信頼関係を築くことが、より良い人材を調達するために重要である。


ブルーネット人材:大原 治